2010年06月29日
涼を求めて・・・
6月29日
今年の梅雨は毎日雨が降ったり止んだりで、本当に梅雨らしい天気が続いていますね。
それに加えて気温も高く、ここ信州の山奥ですら不快指数は上がる一方です。
私が渓流釣りを始めた頃、こんな蒸し暑い曇り空の続く今頃の季節だったと思います。当時、天然イワナの宝庫と呼ばれた某渓で安物の渓流竿にバカ長を履いたいでたちで沢山のイワナを釣った事があります。
その渓は、初心者の私でもポイントごとにイワナが釣れる位ですから当時としても魚影はかなり濃かったのでしょう。しかし、それ以上に私がその渓に通った訳は魚の型も素晴らしいもので、道糸1.5号にハリス1号なんて今では信じられないような太仕掛けを使っていても、時には魚の走りを止められずに切られてしまったなんて事もあった位です。
そんな渓も度重なる出水と、それに伴う堰堤の乱立で、今では魚の薄い魅力の無い川になってしまいました。
そんな昔話はともかく、この蒸し暑さから脱出すべく平日休みだった今日は、天竜川水系TI川上流へイワナを釣りに出掛けて来ました。

この日の水温は12℃。湿気を帯びた空気が冷水で冷やされて、川面には写真のようなモヤが漂っています。
今日は天然のクーラーで癒されるのが目的なので魚が釣れた釣れないは二の次のはずでしたが、さすがに竿を握ればそうは行きません。増水で流れも強いので、オモリもいつもより重い3Bを使って強い流れの底に餌のキジを潜らせます。
目印が止まると同時にイワナ特有のゴツゴツとしたアタリが手元に伝わって来ます。
そのアタリに慌てず一呼吸置いて合わせると・・・
ジャスト20cmのイワナが強い流れの中から飛び出して来ました。

その後、同サイズを数匹釣り上げた所でまだ入渓したことの無いこの川の最上流部を探釣してみたくなりました。
かっての木材伐採用と思われる林道が上流域まで延びてはいるのですが、道はダートの上、所々雨水で削られて段差が出来ており、4WDでも油断は禁物。慎重に上流にあるはずの橋を目指します。
ほどなくして無事に橋まで到着し、橋の脇に見付けたスペースに車を止め、しばらく林道を下ったあたりから入渓してみる事にしました。
足元に注意しながら薮を漕いで川を目指し、ここから橋まで少しの区間で竿を出してみる事に。

川は写真の様な落ち込みのあと短い瀬が続きまた落ち込むという階段状の流れで、落ち込みの下はそれぞれ小さな淵を作っています。
何年釣りをしていても初めての区間というのは緊張するものです。おそるおそる落ち込みを中心に丹念に探りを入れると・・・

ここでも元気なイワナの顔を見る事が出来ました。(^^)v

こんな渓相が橋の上まで続いており、次回はもっと上流まで探ってみようと考えながら川から上がったのですが、ほかにも行きたい渓は数知れず。
次回ここを訪れるのはいつの日になることやら・・・^_^;
今年の梅雨は毎日雨が降ったり止んだりで、本当に梅雨らしい天気が続いていますね。
それに加えて気温も高く、ここ信州の山奥ですら不快指数は上がる一方です。
私が渓流釣りを始めた頃、こんな蒸し暑い曇り空の続く今頃の季節だったと思います。当時、天然イワナの宝庫と呼ばれた某渓で安物の渓流竿にバカ長を履いたいでたちで沢山のイワナを釣った事があります。
その渓は、初心者の私でもポイントごとにイワナが釣れる位ですから当時としても魚影はかなり濃かったのでしょう。しかし、それ以上に私がその渓に通った訳は魚の型も素晴らしいもので、道糸1.5号にハリス1号なんて今では信じられないような太仕掛けを使っていても、時には魚の走りを止められずに切られてしまったなんて事もあった位です。
そんな渓も度重なる出水と、それに伴う堰堤の乱立で、今では魚の薄い魅力の無い川になってしまいました。
そんな昔話はともかく、この蒸し暑さから脱出すべく平日休みだった今日は、天竜川水系TI川上流へイワナを釣りに出掛けて来ました。
この日の水温は12℃。湿気を帯びた空気が冷水で冷やされて、川面には写真のようなモヤが漂っています。
今日は天然のクーラーで癒されるのが目的なので魚が釣れた釣れないは二の次のはずでしたが、さすがに竿を握ればそうは行きません。増水で流れも強いので、オモリもいつもより重い3Bを使って強い流れの底に餌のキジを潜らせます。
目印が止まると同時にイワナ特有のゴツゴツとしたアタリが手元に伝わって来ます。
そのアタリに慌てず一呼吸置いて合わせると・・・
ジャスト20cmのイワナが強い流れの中から飛び出して来ました。
その後、同サイズを数匹釣り上げた所でまだ入渓したことの無いこの川の最上流部を探釣してみたくなりました。
かっての木材伐採用と思われる林道が上流域まで延びてはいるのですが、道はダートの上、所々雨水で削られて段差が出来ており、4WDでも油断は禁物。慎重に上流にあるはずの橋を目指します。
ほどなくして無事に橋まで到着し、橋の脇に見付けたスペースに車を止め、しばらく林道を下ったあたりから入渓してみる事にしました。
足元に注意しながら薮を漕いで川を目指し、ここから橋まで少しの区間で竿を出してみる事に。
川は写真の様な落ち込みのあと短い瀬が続きまた落ち込むという階段状の流れで、落ち込みの下はそれぞれ小さな淵を作っています。
何年釣りをしていても初めての区間というのは緊張するものです。おそるおそる落ち込みを中心に丹念に探りを入れると・・・
ここでも元気なイワナの顔を見る事が出来ました。(^^)v
こんな渓相が橋の上まで続いており、次回はもっと上流まで探ってみようと考えながら川から上がったのですが、ほかにも行きたい渓は数知れず。
次回ここを訪れるのはいつの日になることやら・・・^_^;
2010年06月26日
深緑の渓へ
6月26日
朝方、厚い雲に覆われていた空も8時を過ぎる頃から雨が降り出しました。
「釣りに行こうか止めようか・・・。」
さんざん迷った挙句、特に目的地を決めるでもなく車で家を出ました。
時にはこんな風にふらっと釣りに出掛けるのもいいものです。
そして向かった先は天竜川水系、KO川です。

ここは川の規模こそ小渓ですが、入渓が容易な事と中型のアマゴやイワナの魚影が濃いので今日のようなチョイ釣りが目的の時にちょくちょくお世話になる川です。
この時期、レインウェアーを着ての釣行は蒸し暑さとの闘いですが、やはり深緑には雨が似合います。
背丈ほどのボサを掻き分けながら川面に立つと、水量は僅かに増水気味で小型のアマゴが頻繁に餌を追います。

特にちょっと深くなった底石のある瀬を流すと写真のサイズのアマゴが2匹、3匹と掛るので、なかなか前に進む事が出来ません。
おまけに川にはクモの巣が縦横無尽に張り巡らされており、一度流すと竿や道糸はクモの巣だらけになってしまいます。
その度に竿を縮めては絡まったクモの糸を外しながら進むため、ますます時間がかかります。(+_+)

「そろそろ帰ろうか?」なんて思って見ても、時々この位のサイズが出ると、顔はニンマリとして「もう少しやってみるか。」となってしまうのが釣師の性、僅かに200mほどの区間でしたがじっくりと3時間かけて楽しんで来ました。
朝方、厚い雲に覆われていた空も8時を過ぎる頃から雨が降り出しました。
「釣りに行こうか止めようか・・・。」
さんざん迷った挙句、特に目的地を決めるでもなく車で家を出ました。
時にはこんな風にふらっと釣りに出掛けるのもいいものです。
そして向かった先は天竜川水系、KO川です。
ここは川の規模こそ小渓ですが、入渓が容易な事と中型のアマゴやイワナの魚影が濃いので今日のようなチョイ釣りが目的の時にちょくちょくお世話になる川です。
この時期、レインウェアーを着ての釣行は蒸し暑さとの闘いですが、やはり深緑には雨が似合います。
背丈ほどのボサを掻き分けながら川面に立つと、水量は僅かに増水気味で小型のアマゴが頻繁に餌を追います。
特にちょっと深くなった底石のある瀬を流すと写真のサイズのアマゴが2匹、3匹と掛るので、なかなか前に進む事が出来ません。
おまけに川にはクモの巣が縦横無尽に張り巡らされており、一度流すと竿や道糸はクモの巣だらけになってしまいます。
その度に竿を縮めては絡まったクモの糸を外しながら進むため、ますます時間がかかります。(+_+)
「そろそろ帰ろうか?」なんて思って見ても、時々この位のサイズが出ると、顔はニンマリとして「もう少しやってみるか。」となってしまうのが釣師の性、僅かに200mほどの区間でしたがじっくりと3時間かけて楽しんで来ました。
2010年06月16日
雨上がりの釣行
6月16日
今日は昨夜からの雨が小降りになったのを見て、急遽、天竜川水系のTO川へ出掛ける事にしました。
雨上がりの大釣りを目論んでの釣行でしたが、川に着いてみるとかなりの増水でポイントが皆無の状態です。

この川は過去の経験から多少の雨での増水を見た事が無かったのですが、昨夜の雨は量が少し多すぎた様です。
しかたがないので落ち込み脇の暖流帯を見付けては餌を入れてみるのですがアタリは皆無。
1時間半位粘ってみたのですがやはりダメでした。
不完全燃焼のまま車に乗り込み思案の結果、帰る途中にある小渓流の存在を思い出しダメ元で行ってみる事に。
途中、コンビニで購入したアツアツのヤキソバを汗を掻きながら堪能し、腹ごしらえもばっちりです。
現地に到着して川を覗き込んでみると、多少の増水はありますが水の色は笹濁りでいい感じです。
こんな感じのポイントを見付けては餌を流してみると、サイズこそ18~20cm位ですが丸々と太った幅広のアマゴがポイントごとに入っていました。(写真が無くてすいません)

約300mの区間で4匹のアマゴと遊んでもらいながら退渓予定の堰堤下まで釣り上り、ここで本日唯一のイワナを掛ける事が出来ました。

こんな短時間でこんなに楽しめるなら、最初からこの川を目標にすれば良かった (+_+)
雨の季節の川の選択方法を、今日の釣行で少しだけ勉強する事が出来た気がします。
今日は昨夜からの雨が小降りになったのを見て、急遽、天竜川水系のTO川へ出掛ける事にしました。
雨上がりの大釣りを目論んでの釣行でしたが、川に着いてみるとかなりの増水でポイントが皆無の状態です。
この川は過去の経験から多少の雨での増水を見た事が無かったのですが、昨夜の雨は量が少し多すぎた様です。
しかたがないので落ち込み脇の暖流帯を見付けては餌を入れてみるのですがアタリは皆無。
1時間半位粘ってみたのですがやはりダメでした。
不完全燃焼のまま車に乗り込み思案の結果、帰る途中にある小渓流の存在を思い出しダメ元で行ってみる事に。
途中、コンビニで購入したアツアツのヤキソバを汗を掻きながら堪能し、腹ごしらえもばっちりです。
現地に到着して川を覗き込んでみると、多少の増水はありますが水の色は笹濁りでいい感じです。
こんな感じのポイントを見付けては餌を流してみると、サイズこそ18~20cm位ですが丸々と太った幅広のアマゴがポイントごとに入っていました。(写真が無くてすいません)
約300mの区間で4匹のアマゴと遊んでもらいながら退渓予定の堰堤下まで釣り上り、ここで本日唯一のイワナを掛ける事が出来ました。
こんな短時間でこんなに楽しめるなら、最初からこの川を目標にすれば良かった (+_+)
雨の季節の川の選択方法を、今日の釣行で少しだけ勉強する事が出来た気がします。
2010年06月11日
久々のウィークデー釣行
6月11日
6月に入ってからというもの、なかなか釣りに出掛ける機会に恵まれず悶々とする日々が続いていましたが、平日休みだった今日、そんな日々から解放されてやっと釣りに出掛ける事が出来ました (^^)v
AM6:00自宅出発で向かったのは三峰川支流のMK川です。
この川には今年の3月下旬に入渓したのですが、この時は雪シロの真っ最中で水温も2.4℃とかなり厳しい条件の中での竿出しとなり、結局、アタリすら無かったという苦い経験があります。
2か月前の早春の風景とは一変し、緑豊かな初夏の風景の林道をひた走り、現地に到着したのは7:15。ゆっくりと身支度を整え7:30に入渓。水温は10℃と前回とは大違いで期待が持てそうです。
この川は薮沢というほどではありませんが、所々に木が覆いかぶさり谷も深い為、仕掛けの長さは竿の半分より少し長い位にして釣り上ります。


最初はブドウ虫を餌に使ってみましたが全然アタリが出ない為、途中からキジに変えてみると・・・

すぐに20cm前後のアマゴがキジに喰いついて来ました。
時期に応じていろんな餌を使い分けてみるのですが、やはり私にはキジが合っているようで、よっぽどの事が無い限りキジを使ってボウズだったという経験はありません。




この付近はちょうど中流域にあたりアマゴとイワナの混在なのですが、今日はなぜだかイワナが顔を出してくれません。イワナのポイントからも、釣れてくるのはアマゴばかりです。
釣趣としてはアマゴの方が面白いのですが、この渓相ですからやはり1本位はイワナの顔を拝みたいものです。

そんな事を考えながら深場をしつこく流していると、やっとヤマト系の混血イワナが顔を見せてくれました。

この後も釣れるのは小型のアマゴが中心で、今日の釣りの終点となる堰堤が見えて来ました。
大物の期待を込めて粘ってみましたが・・・

残念ながら釣れて来たのはこんなサイズでした。
来週からはいよいよ梅雨入りの予報が出ています。
今日は中・小型が中心でしたが、次回訪れる時には梅雨の暖かな雨に磨かれて益々スタミナを増した大型の渓魚達にきっと出会える事でしょう。
というか・・・
出会えたらいいなぁ。。。 (^^ゞ
6月に入ってからというもの、なかなか釣りに出掛ける機会に恵まれず悶々とする日々が続いていましたが、平日休みだった今日、そんな日々から解放されてやっと釣りに出掛ける事が出来ました (^^)v
AM6:00自宅出発で向かったのは三峰川支流のMK川です。
この川には今年の3月下旬に入渓したのですが、この時は雪シロの真っ最中で水温も2.4℃とかなり厳しい条件の中での竿出しとなり、結局、アタリすら無かったという苦い経験があります。
2か月前の早春の風景とは一変し、緑豊かな初夏の風景の林道をひた走り、現地に到着したのは7:15。ゆっくりと身支度を整え7:30に入渓。水温は10℃と前回とは大違いで期待が持てそうです。
この川は薮沢というほどではありませんが、所々に木が覆いかぶさり谷も深い為、仕掛けの長さは竿の半分より少し長い位にして釣り上ります。
最初はブドウ虫を餌に使ってみましたが全然アタリが出ない為、途中からキジに変えてみると・・・

すぐに20cm前後のアマゴがキジに喰いついて来ました。
時期に応じていろんな餌を使い分けてみるのですが、やはり私にはキジが合っているようで、よっぽどの事が無い限りキジを使ってボウズだったという経験はありません。
この付近はちょうど中流域にあたりアマゴとイワナの混在なのですが、今日はなぜだかイワナが顔を出してくれません。イワナのポイントからも、釣れてくるのはアマゴばかりです。
釣趣としてはアマゴの方が面白いのですが、この渓相ですからやはり1本位はイワナの顔を拝みたいものです。
そんな事を考えながら深場をしつこく流していると、やっとヤマト系の混血イワナが顔を見せてくれました。
この後も釣れるのは小型のアマゴが中心で、今日の釣りの終点となる堰堤が見えて来ました。
大物の期待を込めて粘ってみましたが・・・
残念ながら釣れて来たのはこんなサイズでした。
来週からはいよいよ梅雨入りの予報が出ています。
今日は中・小型が中心でしたが、次回訪れる時には梅雨の暖かな雨に磨かれて益々スタミナを増した大型の渓魚達にきっと出会える事でしょう。
というか・・・
出会えたらいいなぁ。。。 (^^ゞ