2010年08月18日
天然魚の渓へ
8月18日
連日の猛暑の中、お盆の期間中はどこの渓でも釣り人や川遊びの家族連れでにぎわった事でしょう。
もちろん有名河川のお魚さん達は、連日攻め立てられてかなり疲れも溜まっているはず・・・
なんて思いを巡らせながら釣行予定河川をあれこれ考えた結果、息子の「ぜひあの川で一度竿を出してみたい。」というリクエストもあり、家から20分の距離にある秘密の渓へ向かってみる事にしました。
とはいうものの、この川には過去から現在において放流というものが行われておりません。
当然魚影も薄いのでおのずと足も遠のいてしまい、私にとっても十数年ぶりの入渓です。
4時起床で家を出て、車止め到着4:30。
そこから登山道を歩く事15分、まだ薄暗い入渓点に到着し私はブドウ虫、息子はキジで釣り上ります。

この川、水温はこの時期でも12℃と低く、渓相もイワナの渓なのですが、アマゴとイワナの混生で、過去の実績からは圧倒的にアマゴの方が多いという不思議な渓です。
釣り始めてからしばらくすると息子の竿が弧を描いているのに気付き、あわてて駆け寄ってみると精悍な顔つきをした22cmのヤマトイワナが掛っていました。

そのすぐ後、私にも同サイズのヤマトイワナが掛り、「最近はイワナの数の方が増えたのかなぁ?」なんて気を良くしたのですが釣れたイワナはこの2匹のみ、ここからはこんな小型のアマゴのラッシュです。

そして深い広葉樹に包まれた暗い沢筋にはそろそろ秋の気配も・・・

二人で交互に釣り上る事数時間。
渓相もだんだん良くなって来た所で餌を少し下流で採取したオニチョロに付け替えます。


そして最初に息子に来たのが23cmのアマゴ。
そして私には26cmのアマゴが。
写真では良く判りませんが、この川のアマゴ達の体色は全体的に黒味ががっており朱点は少なめ、パーマークがはっきりしているという、大昔から脈々とこの川で生き続けて来た天然魚といった風貌です。
また、十数年ぶりの入渓で魚の数がどう変化しているのかが心配でしたが、今日の釣果を見る限りでは以前にもまして魚影は濃いように感じました。
かなり上流までアマゴが中心だと思われますが、午後に用事を控えていたため11:00納竿。
次回はもっと上流まで探ってみたいと思いながら渓を後にしました。
連日の猛暑の中、お盆の期間中はどこの渓でも釣り人や川遊びの家族連れでにぎわった事でしょう。
もちろん有名河川のお魚さん達は、連日攻め立てられてかなり疲れも溜まっているはず・・・
なんて思いを巡らせながら釣行予定河川をあれこれ考えた結果、息子の「ぜひあの川で一度竿を出してみたい。」というリクエストもあり、家から20分の距離にある秘密の渓へ向かってみる事にしました。
とはいうものの、この川には過去から現在において放流というものが行われておりません。
当然魚影も薄いのでおのずと足も遠のいてしまい、私にとっても十数年ぶりの入渓です。
4時起床で家を出て、車止め到着4:30。
そこから登山道を歩く事15分、まだ薄暗い入渓点に到着し私はブドウ虫、息子はキジで釣り上ります。
この川、水温はこの時期でも12℃と低く、渓相もイワナの渓なのですが、アマゴとイワナの混生で、過去の実績からは圧倒的にアマゴの方が多いという不思議な渓です。
釣り始めてからしばらくすると息子の竿が弧を描いているのに気付き、あわてて駆け寄ってみると精悍な顔つきをした22cmのヤマトイワナが掛っていました。
そのすぐ後、私にも同サイズのヤマトイワナが掛り、「最近はイワナの数の方が増えたのかなぁ?」なんて気を良くしたのですが釣れたイワナはこの2匹のみ、ここからはこんな小型のアマゴのラッシュです。
そして深い広葉樹に包まれた暗い沢筋にはそろそろ秋の気配も・・・
二人で交互に釣り上る事数時間。
渓相もだんだん良くなって来た所で餌を少し下流で採取したオニチョロに付け替えます。
そして最初に息子に来たのが23cmのアマゴ。
そして私には26cmのアマゴが。
写真では良く判りませんが、この川のアマゴ達の体色は全体的に黒味ががっており朱点は少なめ、パーマークがはっきりしているという、大昔から脈々とこの川で生き続けて来た天然魚といった風貌です。
また、十数年ぶりの入渓で魚の数がどう変化しているのかが心配でしたが、今日の釣果を見る限りでは以前にもまして魚影は濃いように感じました。
かなり上流までアマゴが中心だと思われますが、午後に用事を控えていたため11:00納竿。
次回はもっと上流まで探ってみたいと思いながら渓を後にしました。
2010年08月12日
姫川遠征
8月11日
信州の渓流人憧れの地、白馬姫川水系。
昨年は6月と9月の2回この地を訪ね、山々の美しさや数多い支流群からなる釣り人を招き入れるキャパシティーの広さに圧倒されてしまったものですが、この地への釣行は高速利用でも自宅から2時間弱はかかってしまうという事でなかなか時間が取れずにいました。
しかし今回、息子が帰郷したのを機に平日休みを利用しての釣行が実現です。
朝の2時に自宅を出発したのは良かったのですが、折からの台風接近で昨夜から愚図ついた天気が続いており、現地の天候が気になります・・・
それでも現地に到着してみると、薄ら路面に雨の後が残っている程度で釣りにはまったく支障の無い天気です。
さっそくコンビニで釣券と朝食のおにぎりや飲み物を調達して数日前から地図で目星を付けておいた未入渓の川へと向かってみたのですが、川に着いて懐中電灯で様子を覗ってみるとボサの小渓で、ちょっと遠征してまで竿を出すほどの渓には見えなかった為、昨年の釣行で実績のある沢へ入る事になり、急いで車に乗り込んでそちらへと移動です。


約1年ぶりに河床に降り立つと、「今年もここで竿を出す事が出来たんだ。」という喜びが体の奥から湧き上がって来ました。
そして時折切れる雲間からは、この時期でもまだ雪渓に埋まった谷の白さが印象的な白馬の山々が顔を覗かせます。
そんな雄大な風景を満喫しながら竿を出すとキジで流していた息子に最初のイワナがヒットして来ました。

ここからは小型イワナのラッシュで小淵からの流れ出しに出来た瀬やちょっとした深場には必ず魚が就いていて、この水系ではあまり良い成果が上がらないと言われているキジやブドウ虫でも、2時間位の間に2人で26cmを頭に20匹以上の釣果を上げる事が出来ました。

その後、大支流の松川下流に移動して朝食を済ませてから竿を出し、ここでは塩焼きサイズのニジマスが中心ではありましたが時々竿を絞り込む良型のヤマメも混ざり、ここでも満足の行く釣果を望む事が出来、終わってみると2人で40匹以上の釣果と今年の姫川遠征も満足の行く結果を残す事が出来ました。
久しぶりに、釣った魚は家族の人数分だけキープさせてもらい夕食の時に塩焼きで美味しくいただきました。
信州の渓流人憧れの地、白馬姫川水系。
昨年は6月と9月の2回この地を訪ね、山々の美しさや数多い支流群からなる釣り人を招き入れるキャパシティーの広さに圧倒されてしまったものですが、この地への釣行は高速利用でも自宅から2時間弱はかかってしまうという事でなかなか時間が取れずにいました。
しかし今回、息子が帰郷したのを機に平日休みを利用しての釣行が実現です。
朝の2時に自宅を出発したのは良かったのですが、折からの台風接近で昨夜から愚図ついた天気が続いており、現地の天候が気になります・・・
それでも現地に到着してみると、薄ら路面に雨の後が残っている程度で釣りにはまったく支障の無い天気です。
さっそくコンビニで釣券と朝食のおにぎりや飲み物を調達して数日前から地図で目星を付けておいた未入渓の川へと向かってみたのですが、川に着いて懐中電灯で様子を覗ってみるとボサの小渓で、ちょっと遠征してまで竿を出すほどの渓には見えなかった為、昨年の釣行で実績のある沢へ入る事になり、急いで車に乗り込んでそちらへと移動です。
約1年ぶりに河床に降り立つと、「今年もここで竿を出す事が出来たんだ。」という喜びが体の奥から湧き上がって来ました。
そして時折切れる雲間からは、この時期でもまだ雪渓に埋まった谷の白さが印象的な白馬の山々が顔を覗かせます。
そんな雄大な風景を満喫しながら竿を出すとキジで流していた息子に最初のイワナがヒットして来ました。
ここからは小型イワナのラッシュで小淵からの流れ出しに出来た瀬やちょっとした深場には必ず魚が就いていて、この水系ではあまり良い成果が上がらないと言われているキジやブドウ虫でも、2時間位の間に2人で26cmを頭に20匹以上の釣果を上げる事が出来ました。
その後、大支流の松川下流に移動して朝食を済ませてから竿を出し、ここでは塩焼きサイズのニジマスが中心ではありましたが時々竿を絞り込む良型のヤマメも混ざり、ここでも満足の行く釣果を望む事が出来、終わってみると2人で40匹以上の釣果と今年の姫川遠征も満足の行く結果を残す事が出来ました。
久しぶりに、釣った魚は家族の人数分だけキープさせてもらい夕食の時に塩焼きで美味しくいただきました。
2010年08月08日
お気に入りの渓が増えました
8月6日
5日に大学生の息子が帰省し、久しぶりに親子水入らずでの釣りに出掛けて来ました。
向かった先は、息子からの要望で5月に探釣を行った天竜川水系のTY川です。
5月の探釣の時は雪シロの真っ最中で水温も低く、相手をしてくれたのはチビイワナ君2匹だけという貧果に終わってしまいましたが今回はどうでしょうか?
朝3:00起床、二人でそそくさと車に荷物を積み込み一路目的地を目指して出発。
現地には4:30に到着し、薄暗い中でゆっくりと身支度を整えて川へと向かいます。
荒れ川で知られるこの川は、川虫の量が極端に少ない為、釣行前に他の川で捕まえて来る必要があるとの話ですが、なかなかそんな時間を作る事も出来ない私たちは、キジとブドウ虫を持参しての釣行となりました。
さすがに荒れ川と言われるだけに川の中には大きな岩がゴロゴロして所々に淵を作り、いかにも大物イワナが潜んでいそうな臭いがプンプン漂ってはいるのですが、そうは簡単に行くはずもなく、最初の一匹は息子のキジに喰いついて来た12cm位のイワナでした。
型こそ小さい魚体ではありましたが久しぶりのイワナの感触に息子は大喜び、「この一匹で十分満足出来た。」なんて大満足していました。
しばらく釣り上ったちょっとした落ち込みの流れ出しでやっと私にも18cmが顔を出し、息子に先を越されて焦り気味だった気持を沈める事が出来ました。(^^)v
前回釣行の際は200m位釣り上った所で通らずに突き当たり止む無く引き返して支流へと向かったのですが、今日は水量も安定しており対岸へ渡る事が出来たので、対岸から水中の底石を頼りに上流へ抜ける事が出来た為、ここからは私にとっても初めての区間へ突入です。

それにしてもこの渓は、白い花崗岩の岩床がコバルトブルーの清水で満たされていて見ているだけでも心が洗われて行くような気持ちになれます。


そして途中から餌をブドウ虫に変えて、発電所の放水口の下にある大きな淵の流れの中から、23cmのイワナを引き出した所で納竿。
ここから上流は次の機会まで取っておく事にしました。
前回は探釣程度に竿を出しただけだったので、この渓で本格的に竿を出したのは今日が初めてでしたが、釣れた魚の数はさておき、この渓の美しさには心底惚れ込んでしまいました。
5日に大学生の息子が帰省し、久しぶりに親子水入らずでの釣りに出掛けて来ました。
向かった先は、息子からの要望で5月に探釣を行った天竜川水系のTY川です。
5月の探釣の時は雪シロの真っ最中で水温も低く、相手をしてくれたのはチビイワナ君2匹だけという貧果に終わってしまいましたが今回はどうでしょうか?
朝3:00起床、二人でそそくさと車に荷物を積み込み一路目的地を目指して出発。
現地には4:30に到着し、薄暗い中でゆっくりと身支度を整えて川へと向かいます。
荒れ川で知られるこの川は、川虫の量が極端に少ない為、釣行前に他の川で捕まえて来る必要があるとの話ですが、なかなかそんな時間を作る事も出来ない私たちは、キジとブドウ虫を持参しての釣行となりました。
さすがに荒れ川と言われるだけに川の中には大きな岩がゴロゴロして所々に淵を作り、いかにも大物イワナが潜んでいそうな臭いがプンプン漂ってはいるのですが、そうは簡単に行くはずもなく、最初の一匹は息子のキジに喰いついて来た12cm位のイワナでした。
型こそ小さい魚体ではありましたが久しぶりのイワナの感触に息子は大喜び、「この一匹で十分満足出来た。」なんて大満足していました。
しばらく釣り上ったちょっとした落ち込みの流れ出しでやっと私にも18cmが顔を出し、息子に先を越されて焦り気味だった気持を沈める事が出来ました。(^^)v
前回釣行の際は200m位釣り上った所で通らずに突き当たり止む無く引き返して支流へと向かったのですが、今日は水量も安定しており対岸へ渡る事が出来たので、対岸から水中の底石を頼りに上流へ抜ける事が出来た為、ここからは私にとっても初めての区間へ突入です。
それにしてもこの渓は、白い花崗岩の岩床がコバルトブルーの清水で満たされていて見ているだけでも心が洗われて行くような気持ちになれます。
そして途中から餌をブドウ虫に変えて、発電所の放水口の下にある大きな淵の流れの中から、23cmのイワナを引き出した所で納竿。
ここから上流は次の機会まで取っておく事にしました。
前回は探釣程度に竿を出しただけだったので、この渓で本格的に竿を出したのは今日が初めてでしたが、釣れた魚の数はさておき、この渓の美しさには心底惚れ込んでしまいました。